CNET Japanさんからの引用
「ユーザー中心」「ユーザーエクスペリエンス」といった概念の浸透に伴い、近年のウェブサイトリニューアルプロジェクトでは「ユーザビリティテスト」を実施することが当たり前になってきたようです。アイトラッキング(視線追跡)なども駆使した本格的なユーザビリティテストの事例が多く聞かれるようになったことは、数年前の状況から考えると非常に好ましい進歩です。ただ、ユーザビリティテストを単なる「サイトの使いやすさ調査」と位置づけてユーザーインタフェースの課題(見つけやすさ・読み易さなど)を抽出するためのものと捉える向きが一般的で、その本質的な効果・効能が理解されていないケースも見受けられます。
ユーザビリティテストは、ユーザ行動観察調査である
記事『ユーザーにとってはUIがすべて:UIデザイン原則をソシオメディアが語る』などでも書いたように、ここのところ UIデザインづいていたのだけれど、それじゃあ、UIデザインを実現するために必要な調査方法(ユーザビリティテスト)は、いかにあるべきなのか?というのが、今回のお話です。
そこで、株式会社ビービットの宮坂さんはまず、次の2つのことを提言しています。(以下、引用)
- ユーザーインタフェースの課題を抽出するだけのユーザビリティテストでは、サイトの本質的な改善はできない
- ユーザー行動観察調査をプロジェクト初期段階から実施し、ターゲットユーザーとその行動原理(インサイト)を正しく把握することがプロジェクトのROIを最大化させる
ユーザー行動観察調査とは?
どうにも、一般的に行われているユーザビリティテストの方法は、誤解されがちだとおっしゃっています。ユーザビリティテストは、ユーザの行動を観察する調査であるべきだとのこと。
ユーザビリティテストは、単にユーザが「使い難い」と言ったところを、修正するためのテストではなく、使い難い理由を行動原理から読み取る作業ということのようです。もう一歩踏み込まないと、答えには辿り着かないというわけですね。
そういえば、『ユーザ中心ウェブサイト戦略』の本の中でも、そんなことが書いてあったような気がします。(すっかり忘れていたけれど)
ユーザ行動観察調査について、次のように書いておられるけれど、んー、個人でやるのは、ちょっと難しいよね。(以下、表より引用)
- リニューアルプロジェクトの初期段階から段階的に複数回のテストを実施する
- UIの課題のみならず、ターゲットユーザの妥当性やユーザ行動パターン・行動原理を把握することが目的
- タスクを実行させるのではなく、状況設定のみを行い、その状況下(文脈)でユーザがどのような行動をとるかを観察するプロセス
- 競合サイトや検索エンジン(場合によってはパンフレットなど紙媒体)もユーザの行動に任せて使わせるため、サイト内外の発見が得られ、本質的な課題抽出と改善が可能(サイトやインターネットに限らない打ち手を考えることも可能)
最後の4つ目が、特におもしろいと思います。クロスメディアでプロモーションするときのヒントも見つけやすいということになるのではないかしら、きっと。
コストをできるだけ抑えられるような方法(仕組み)を、作ることができるといいのだけれど、何か良い方法はないものだろうか。
ROIとは?
ROIは、Return On Investmentの略称で、日本語にすると投資収益率のことです。
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